まるで湖のような「久美浜湾」は完全に海水の広大な湾で狙える魚も豊富だ。
大きな湾なのでポイントもたくさん点在してそうに見えるが投げ釣りでとなると限られており、一番湾奥部にある
釣り公園?的な所からが一番楽チンに竿が出せる。基本的に砂底なのでキスやカレイなどがターゲットになるものの
当たり外れが非常に多い場所なので外海が荒れて逃げ場に困った時などの候補程度で考えていた方が良いかも?
ルアーではスズキやマゴチがたくさん上がる湾なのでルアーマンをよく見かけるが、投げ釣りで専門に飲ませをした
事は無いので何とも言えないが試してみる価値はあるかもしれない。サビキでは夏場にアジは確保できる。
季節 | 狙える対象魚 | ||
春 | クロダイ | スズキ | イシガレイ |
夏 | キス | マゴチ | クロダイ |
秋 | キス | マゴチ | クロダイ |
冬 | クロダイ | スズキ | - |
「浜詰」エリアは温泉や海水浴場など観光スポットとして人気があり、砂浜沿いにはたくさんの旅館が立ち並んで
いるのが印象的な海岸。夏には海水浴場として賑わう「浜詰海岸」は遠浅海岸で早春から引き釣りでキスの数釣りが
楽しめる事から夏にかけてちらほらキャスターを見かける。
砂浜一帯だけで言えばやはりキスの引き釣りがメインになってくるが、ここから府道665号線で少し北に行った所に
ある岩場からは水深があり寒い時期に巨大イシガレイやそこそこサイズのマコガレイも出るので年中通して投げ釣り
が楽しめる。ただ、、、日本海側はどこもそうだが、すぐに外海が荒れるので天気予報で風、波など事前にしっかり
チェックした上で釣行計画を立てなければ全く釣りにならなくなるので注意!
季節 | 狙える対象魚 | ||
春 | キス | イシガレイ | - |
夏 | キス | - | - |
秋 | キス | - | - |
冬 | - | - | - |
「夕日ヶ浦」は夏はキス、冬〜春にかけては巨大イシガレイが期待できる有名ポイントで特に「つなぎ鼻」と
呼ばれる岩場から狙う人が多い。また岩場周辺は足元から水深がある上、完全な砂地で根掛かりはほとんど無いが
波気がある日、また荒れ後は必ずと言って底ウネリが発生するので胴突き仕掛けなどの先オモリタイプの仕掛けで
臨まないと釣りにならない時もある。
岩場への進入路は車道脇に木々がうっそうと覆い茂る大きな岩地帯があり、その合間にある小道を抜けると視界が
開け「つなぎ鼻」に出る。上の写真にもあるように進入路入口付近には目印?になりそうなひっくり返ったボートが
あるのですぐわかる。ただし今現在もまだそこにあるかどうかは不明。
季節 | 狙える対象魚 | ||
春 | イシガレイ | マコガレイ | - |
夏 | キス | - | - |
秋 | キス | イシガレイ | マコガレイ |
冬 | イシガレイ | マコガレイ | - |
港内は浅くあまり魅力は無いものの、最も外側にある赤灯台の大波止から沖にかけては水深もあり様々な魚が狙える
「蒲入」は寒い時期のカレイというよりは春から秋にかけての置き竿でじっくり狙う大キス、マダイが有望。また、
活アジを泳がせるとヒラメやマゴチも飛び出すのもあり1日中投げ釣りが堪能できるポイントだ。
やはり一級ポイントとなるのは大波止の先端となり、投げ釣りで届く範囲内には目立ったシモリ帯も無く非常に釣り
易いのが嬉しいところ。車は漁港内のスペースに止める事となり、しばらくすると漁港関係者が集金に来るので
駐車料を支払う。寒い時期でも海が荒れていない時など大波止外向きを狙えば大型のアイナメが出たりもするらしい。
季節 | 狙える対象魚 | ||
春 | マコガレイ | イシガレイ | アイナメ |
夏 | キス | マダイ | ヒラメ |
秋 | マダイ | キス | ヒラメ |
冬 | マコガレイ | イシガレイ | アイナメ |
こじんまりとした海水浴場「泊」は春〜夏にかけて引き釣りでキスが楽しめる小場所。
地図でも見てもわかる用に浜自体が外海から窪んだ小さなワンド状になっている為、比較的風に強い特徴があり他が
ダメでもここだけは凪だったというケースもある。また、冬場もポツリポツリだがキスやマコガレイが釣れたりする
ようで時々暇潰し程度で訪れるキャスターもいるようだ。
季節 | 狙える対象魚 | ||
春 | マコガレイ | キス | - |
夏 | キス | - | - |
秋 | キス | マコガレイ | - |
冬 | マコガレイ | キス | - |
「伊根漁協前」は昔からマゴチの実績場として知られているがここ最近はそこまで芳しくないように思える。
昔は少しの砂利が混じるだけの砂底だったらしいが漁業関係者自身がロープや小石、その他異物を海に捨てている
らしく根掛かりが頻繁に多発するようになってしまったらしい。また上記の写真にもあるが漁協から汚染された排水
を垂れ流していることもあり水質も以前に比べて格段に悪くなったのが釣れなくなった原因のよう。
だからと言って全くマゴチが狙えないわけではなく、粘ってやれば時々釣れるようで近辺の小波止含め専門に訪れる
人も絶えない。塩イワシ、またアジを泳がせるスタイルで狙う釣りなだけに根魚のガシラが先に飛びついてくる傾向
があり、その他アオハタやアコウなんかもたまに掛かる。
養殖筏へエサをやりに行った船が急に帰ってきたりするので船の動きには注意しないといけないのと、特にここの
漁協の人々は釣り人お構いなしで、一切仕掛けを上げてる猶予などくれない事も頭に留めておいたほうがいい。
季節 | 狙える対象魚 | ||
春 | マゴチ | アオハタ | カサゴ |
夏 | マゴチ | アオハタ | キジハタ |
秋 | マゴチ | アオハタ | キジハタ |
冬 | アオハタ | カサゴ | キジハタ |
一帯が「伊根の舟屋」で有名な観光地となっている「平田埋立地」、湾奥になるのであまり天候に左右されること
なく常におだやかなポイント。水深も足元から非常に深く、また湾の至る所で養殖をやっているのもあってか砂の
少ない泥底でウミケムシも半端じゃない程居る!しかしながらマゴチのみならず、夜釣りで大型マダイが出たりと
魚種は豊富に狙え、車横付けというのもあり根強い人気がある。
虫エサで竿数を出す時には当然ながら定期的に仕掛けを動かしてやらないとウミケムシの餌食になるのと、マゴチを
狙う場合もエソの魚影が半端じゃない程濃く悩まされるので覚悟が必要。
季節 | 狙える対象魚 | ||
春 | マゴチ | マダイ | キジハタ |
夏 | マゴチ | マダイ | キジハタ |
秋 | マゴチ | マダイ | キジハタ |
冬 | アオハタ | カサゴ | - |
周辺では比較的大型の「養老漁港」は中心にある水揚げ場から左右両サイドに防波堤が伸びる漁港。
防波堤から沖は水深もあり様々な魚が狙えることから常に釣り人で賑わっている。投げ釣りに関しては春〜夏の
引き釣りのキスがおもしろく玉砂利が混じる砂底なので時々根掛かりもあるが、そこまで気になるって程ではない
ので丹念に探ると数釣りが期待できる。
水が澄んでいる時は鮮明に見えるが、防波堤周りには平たいタイル状の捨石が結構沖まで入れられてるのでその手前
で仕掛けを一気に巻き上げないと必ず掛かってしまうので注意。また冬場はカレイも良さそう映るがなんと言っても
ウミケムシの量がひどいのであまり置き竿での投げ釣りはお勧めはできない。
季節 | 狙える対象魚 | ||
春 | イシガレイ | キス | マゴチ |
夏 | キス | マゴチ | - |
秋 | キス | マゴチ | イシガレイ |
冬 | イシガレイ | - | - |
宮津市内中心部に位置する「宮津漁港」は魚市場が併設しており、駐車場は一日500円かかるがアクセスが楽で
周辺にコンビニや他様々な店があるのが嬉しいところ。比較的安全な立地からか漁港外側にある防波堤では週末に
なればファミリーフィッシング客でごった返すので平日釣行が気分的には楽かもしれない。
港内は海草や捨てロープなどゴツゴツした部分も点在するが引き釣りができない程ではなく、また防波堤外側は
際に岩や捨石などのシモリが少々ある程度でその向こうは砂地がメイン、キスの引き釣りが楽しめる。良い日に
あたればサイズは小ぶりではあるものの数が狙える。早春や秋口にかけては港内をゆっくりサビいてみると25mを
超えるような大キスも飛び出したりするので侮れない。
サビキで小アジもよく釣れるのでマゴ・ヒラ狙いもできそうだが、JCA自身はここではエソしか撃沈したことがない
ので詳細は不明。引き釣りの傍ら試してみる価値はありそうだ。
季節 | 狙える対象魚 | ||
春 | イシガレイ | マコガレイ | - |
夏 | キス | マゴチ | クロダイ |
秋 | キス | マゴチ | マコガレイ |
冬 | イシガレイ | マコガレイ | - |
宮津湾の右岸・半島北部にひっそりある「島陰」では日によってかなりムラがあるがキスの引き釣りが楽しめる。
少し投げれば水深もそこそこあり山に囲まれた条件からか?風裏になっていることも多いので逃げ場として入るのが
大半になるのかもしれない。一見完全な砂浜に見えるが、砂の層の下に目の粗いゴロタ石が敷き詰められており、
サンドポールは立てる際には苦労するので竿受け付きクーラーがあった方が楽。
これと言った駐車スペースはないが、道路脇の路側帯に駐車できる。
季節 | 狙える対象魚 | ||
春 | マコガレイ | キス | - |
夏 | キス | - | - |
秋 | キス | マコガレイ | - |
冬 | マコガレイ | - | - |
海水浴場シーズンはレジャー客も多く訪れる「神崎浜」ではキスの引き釣りができキャスターにも人気がある。
サラサラな粒子の細かい砂浜で海水浴場になっているように水深もないがキスの群れはたくさん入ってき大漁に
恵まれる日も少なくない。等間隔に入れられている消波ブロックとの間から沖向きを狙えばある程度広範囲を探る
こともでき、程よく離岸流も発生しているので潮通しも良く魚が寄る条件が揃っている。
砂浜手前には駐車場もありアクセスし易い立地条件と夏には海の家なども数件オープンし賑わうが、そんな時は
早朝くらいしか釣り場に入ることはできないので海開きの日程も確認したい。
季節 | 狙える対象魚 | ||
春 | イシガレイ | キス | マゴチ |
夏 | キス | マゴチ | - |
秋 | キス | マゴチ | イシガレイ |
冬 | イシガレイ | - | - |
暖かくなれば目で容易に確認できる程の小イワシやアジの大群が回遊してくる「舞鶴親海公園」。
水深も深くシモリも点在する地形からかサイズを選ばなければ高級魚で知られるアコウ(キジハタ)が高確率で狙える
穴場スポット。サビキで釣った小アジやイワシをエサに孫バリ仕掛けで狙えばアコウのみならずアオハタ、マゴチ
といったフィッシュイーターが飛び付いてくる!JCAも実際、ここで短時間でアコウを5匹上げた覚えがある。
しかしながらフィッシュイーターと言えば忘れてならない外道、エソもかなりおり悩まされる。
遠投をかければ引っ掛かるシモリは無くなるが基本的にヘドロが溜まった底で、虫エサを付ければウミケムシの猛攻
に合うので個人的にはフィッシュイーター狙いに絞ってやるのが得策と思える。
季節 | 狙える対象魚 | ||
春 | エソ | キジハタ | アオハタ |
夏 | キジハタ | エソ | アオハタ |
秋 | キジハタ | エソ | アオハタ |
冬 | アオハタ | エソ | クロダイ |
一昔前はキャスターの間で一斉を風靡した「小橋」は夜釣りで大キスなどが狙える有名な場所だ。もちろん今もなお
人気のポイントではあるが以前ほど釣れなくなったと地元の方は口々に話されており、どうしても釣り荒れしている
印象が拭えない。玉砂利や所々にシモリがありたまに根掛かりするが、日中はキスの引き釣りも可能でキス以外に
カワハギなどもよく釣れる。
夏には夜釣りで大キスのみならずアコウなんかを狙う人も多く、竿先ライトが並んでいる光景を時々見かける。
JCA自身はここで夜釣りをした経験はないが、通っておられる人の情報ではチヌなんかもよくアタってくるらしい。
季節 | 狙える対象魚 | ||
春 | マコガレイ | イシガレイ | マゴチ |
夏 | キス | マゴチ | クロダイ |
秋 | キス | マゴチ | クロダイ |
冬 | マコガレイ | イシガレイ | - |
秋口の落ちギス・シーズンに最も外側の波止先端部から投げて尺オーバー含め巨大キスの束釣りができたという実績
も残っている「野原」は春夏秋冬様々な魚が投げ釣りで狙える。ただ、冬場は道中が積雪&凍結するのでアクセスが
困難になるのが難点、、、
最奥部が海水浴場にもなっている為、砂底がメインで夏のキスはもちろんの事、釣ったキス、またサビキなどで確保
したアジを泳がせるとマゴチも飛び出す。最も外側の波止先端部真正面から沖にかけては水深もタップリあり越冬
ギスが狙えたり、マコガレイの他に関西圏では珍しくマガレイなんかも混じるがあくまで単発で北海道みたく数釣り
は決してできない。しかしながら近辺では数少ない魚影の濃い場所かもしれない。
季節 | 狙える対象魚 | ||
春 | マコガレイ | マガレイ | キス |
夏 | キス | マゴチ | - |
秋 | キス | マゴチ | マコガレイ |
冬 | マコガレイ | マガレイ | - |