市販の仕掛けからオリジナル仕掛けまでカレイ作戦に導入される仕掛けスタイルは、エダス部とハリス部から
構成される2本針仕様が多く見受けられます。
これは本州での定番
“吹き流しスタイル”から北海道などで特有の
“先オモリスタイル”まで一環して共通する点で
根掛かりの少ない砂地を狙う事と、カレイ自体常に動き回ってる魚でなく複数針あったほうが目を惹くという
メリット、また
先オモリ仕掛けの枝バリなどでは比較的中層寄りを泳いでいるホッケなどおいしい外道も視野に
入れられるからと幾つかの理由付けが考えられるんですね〜 ♪
このセクションでは通常、仕掛け中間点に設けられる
“エダス” 部に関してのJCAのこだわり&作成法などを
ご紹介したいと思います!ちなみにここでの仕掛けスタイルの基準は
“吹き流し仕掛”に導入した場合と仮定して
おりますので、それ以外の仕掛けスタイルに導入する際には強度など限度が異なってきますので予めご了承あれ。
投げ釣りの仕掛けにおいてはある意味定番化された?吹き流しスタイルですので、みなさん独自の工夫した方法で
枝バリを出されておられるかと思います。例えば超〜お手軽な
“チチワ結び
”による連結法や
“スピンリング
”といった
エダス専用パーツを用いた方法、、、こうやって挙げていくと結構ありますよね?(笑)
JCAのエダス・ バリエーションは“船釣り”仕掛けからの引用と主に北海道のキャスターの方々が
使用されているパターンを参考に作っております。
ここではカレイ専用!みたいな紹介になっちゃってますけど、デザインをもっとシンプルかつ軽量化を図ったりして
他にも大キス、カワハギ、ノドクサリなど吹き流し仕掛けをメインに使う作戦にいおいて幅広く活用しているエダス
法なので応用すればオールマイティーに使えます。
まあ、作り込んだ
“エダス”部周辺が一躍買って爆釣!な〜んてことはあまり考えられませんが、こだわった仕掛けで
ターゲットが撃沈できたら喜びも倍増しますしこれがが良かった ♪ とも思えるようになりますしねっ!
垂直スイベル型
● オールマイティー 仕様
日本全国、カレイ作戦となると頻繁に登場するパターンの一例で
こだわりの多いJCAはここから細分化されて最終的に5種類の配色
組み合わせを使い分けてます。
よく超遠投重視の“先オモリ仕掛”ではモトス上に結び目を作って
しまうと強振時にそこでラインが切れてしまう、、、みたいな事も
聞いたりしますが、よほどでない限り大丈夫かと。
● 夜戦・深場 仕様
主に夜戦時に愛用しているパターンで、上のと異なっている所は
結び目に被せてあるストッパーが蛍光ゴムパイプである事のみ!
はっきり言って大した差はございません。(笑)
畜光力がある蛍光ゴムパイプは発光玉と似たようなアピール効果が
期待できる為、夜間のみならず水深のあるポイントなどでも積極的
に導入しております。
● 北日本 仕様
イエローと淡いグリーン系の組み合わせで、東北のマコガレイ、
ババガレイ、北海道でのマガレイ、クロガシラカレイなど幅広く
対応&過去に確実な実績を叩き出している配色。
※ 3連ビーズの中央にはグリーンの発光玉ソフト2号を使用。
● 作成法
@ エダスの作成位置を決める
砂ズリ(力糸)側へ1.3cmにカットした硬質パイプ → 1cmの蛍光パイプの順で
先に通しておいてからエダスの作成予定位置の約1.5cm上で結び目を作る。
※ 結び目は最低でも3重にすること!
A ビーズ、スイベル類を通す
次に好みの配色、配列でビーズ類とスイベルを通し最後に反対側も結び目を
作って固定する。この際、エダス部となるビーズ、スイベル間にあまり遊びが
出来ないよう詰めて結び目を作るのがコツ 。
B 両サイドから瞬間接着剤を流し込んで完成
最後に反対側からも同じ長さの蛍光パイプ → 硬質パイプの順で通しそれぞれ
2箇所の結び目に被せたら瞬間接着剤を流し込んで完成!
まず先に蛍光パイプを結び目に被せてから硬質パイプを被せるという手順を
とれば比較的スムーズに仕上がる。
いかがなものでしょうか?チチワ連結などに比べれば時間も要しますが、自分だけのオリジナル・エダスを作ることが
できますよっ。スイベルが回転することでハリスの撚り、絡みも皆無!
上の例にあるような結び目に硬質パイプと蛍光パイプを2重にして被せるタイプは、硬質クリアーFIXPIPEを被せた後
に瞬間接着剤を流し込むことでがっちり固定はもちろんのこと、下のパイプの蛍光色がとても鮮明に浮き上がりより
カラフルかつ魅力的に仕上がるのでこれまた装飾の一部と見なしてもいいくらい!?
ゴムパイプ
(極細
)単体を被せる方は特にこれといった工夫もできないものの、ゴムパイプを選ぶ時にやはり畜光力が
より強いソフトタイプの発光タイプを選ぶのがお勧め。
単体スイベル型
● オールマイティー 仕様
ご覧の通り、ローリングサルカン6〜8号クラスの単体スイベルを
ビーズ類や発光玉などで両サイドからサンドイッチする手法で、
固定には2ヶ所結び目を作ってその上からゴムパイプ(極細)など
パイプ類を被せてとなっています。
このベーシックスタイルから好みに応じてバリエーションを派生
させていけば何通りものパターンが生まれるかと!
● 遠投 仕様
JCAの中で遠投仕様として位置付けているパターン。
単体スイベルにはローリングサルカン8号、またビーズも極小の物
を使い、結び目に被せてあるパイプも硬質クリアパイプ1.0mmと
全てにおいてワンランク小さくコンパクトにまとめているのが特徴。
※ 軽量化を図り空気抵抗も抑える為、とにかくシンプルに!
● 作成法
@ エダスの作成位置を決める
砂ズリ(力糸)側へ1.3cmにカットしたゴムパイプ(極細)を先に通しておいて
からエダスの作成予定位置の約1.5cm上で結び目を作る。
※ 結び目は最低でも3重にすること!
A ビーズ、スイベル類を通す
次に好みの配色、配列で単体スイベルをサンドイッチするかの様にビーズ類を
通し最後に反対側も同様に結び目を作って固定。
B 両サイドから瞬間接着剤を流し込んで完成
最後に反対側からも同じ長さのゴムパイプを通しビーズ、スイベル間に極力
遊びが無いようにして2箇所の結び目にゴムパイプを被せて固定 → 瞬間接着剤
を流し込めば完成!遊びに関しての微調整は、ある程度ゴムパイプ部で調整
できるので結び目を作る段階でそこまでシビアにならなくてもOK。
ここでのサンプル作成法ではゴムパイプ
(極細
)をそのまま結び目に被せていますが、もちろん先にご紹介した
硬質パイプ&蛍光パイプの2重パターンを用いてもOK。ゴムパイプのみで作成する場合は、硬質クリアーFIXPIPEを
用いる2重方法より比較的作業時間は短縮できるものの、滑り易いというゴムの特性が災いしてか?枝バリにばかり
魚が掛かってくるとだんだんエダス下側
(先バリ側
)のゴムが重さに耐え切れずズレてくる事があります。
対策としてはスーパー液!瞬間接着剤
(アロンアルファ
)などとセットで販売されている液を併用してパイプ内を
ガチガチに硬化させると少しマシかな? まあ、カレイ数枚程度なら全然問題ないんですが、、、
他には単体スイベルの代わりに船釣り用として発売されているの枝バリ・マテリアルを組み込むのも手ですし、モトス
上に結び目をも2ヶ所も作ってしまう事によりフルキャスト時に切れてしまわないか?と心配になる場合は、まるふじ
社から発売されている
「ヨリトラー」のように枝バリ取り付け部の両端に設けられたバネを引っ張る事でモトス上に
固定、その後瞬間接着剤で本固定するといった結び目を作らずエダス取り付け部ができちゃう便利アイテムもあったり
しますのでいろいろ自分自身のニーズに合わせて試行錯誤してみるのもいいかと。