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Since:2007/05/01

アジ活かしクーラー製作 @KODAWARI MAGOHIRA



寒い時期にあればかなり重宝するのが、“アジ活かしクーラー”

まずそのベースのクーラー選定では、理想として上フタが両面から開閉可能、水抜きがワンアクションでできる
水栓装備でかつ穴も開けるので真空パネルが採用されていないモデル、、、これらを全て満たしているクーラー
として今回選んだのがフィクセル・ライト!軽量なのに保冷力もしっかりしております。

最近では市販のアジバケツでも断熱材を採用して急激な水温上昇&低下を防げるようになってるモデルもあったりと、
わざわざ自重から重たいクーラーを改造しなくてもいいのでは?な〜んて思われちゃうかもしれません、、、
がしかし!中の水温を長時間一定に保とうとすればクーラーに勝る物は無いんですよねぇ。


ちなみにこれは車で行って帰って来れる完全近場専用クーラーとして設計しております。


養殖などでも水温が18〜26℃で成長が良くなると言われているよ〜に、アジは高水温に対しては強いものの、
逆に低水温には非常に弱いという特徴が挙げられます。当然真夏の炎天下、水も全然変えずにず〜っと放置してると
徐々に弱ってきたりしますけど、わたくしめの経験では寒い時期の温度変化の方がてきめん!

外気温が冷え込み、その影響によりアジバケツの水温がちょこっとでも低下してくると即、腹面を見せて裏返って
しまい最終的にグロッキ〜、、、そして1匹裏返ってしまうと他の個体も真似するかの如く次々と裏返ってく、、、
まさに負の連鎖とゆ〜のはこ〜ゆ〜事を言うんですね〜。







いや〜〜〜、実はもう何年も前からマゴヒラ作戦をやっている最中には絶対作ろう!帰ったらすぐ作ろう!と
しょっちゅう思ったりしてたんですが、ついついシーズンが終わるとまた来シーズンでいっか、、、みたく
なっちゃいまして、、、ヤエン釣り師の間では定番化されてる上、もちろん投げ釣りでもマゴヒラ作戦にハマって
らっしゃる方々は結構クーラーをアジバケツ代わりにされているのを見かけますからいつかは必ずと思ってました。


やはり泳がせ釣法はアジの鮮度が最も重要になってきますからねぇ!


ただ、、、今回製作するにあたってわたくしめ的に考えているアジクーラーの用途はメインケースではなくあくまで
予備エサ保存用!メインは今まで通りアジバケツを用いて、いざ何かトラブルが起きた時、またはバケツ内の
ストックが底を尽きた時に登場する最終エサ的な存在かな?もし考えてる通りにいけば水温変化も少なく、かつ
他様々な装置によってアジが元気でいやすい環境を作り出すので長時間海水を交換しなくても超〜元気!

寒い時期でも安心して元気なアジを20匹前後は確保できるってわけです ♪



まず最初にクーラーに穴を開けて、、、からでも良かったものの、順序的に少々作るのに時間が掛かりそ〜なパーツ
を先に作ってからクーラー本体をいじって〜にした方が楽チンに思えましたのでその作業から取り掛かりましょう!


作るのに時間が掛かりそ〜なパーツ!?


はいっ、そんな大それた物じゃありませんけど、それはアジを活かす為に必要不可欠となるブクブクこと
エアーポンプの取り付けベースの事でごじゃいます。

市販されてるアジバケツなどではご存じのよ〜にブクブクホルダーなるポケットの物が付いていますよね?
だけど今回みたく自前のクーラーを改造して、、、となるとポンプを取り付けた上でしっかりホールドさせておける
土台 = ちゃんとした専用ベースがあった方が断然便利必要になります。まっ、ポンプ側のフックが引っ掛けれる
金具だけ付いてれば大丈夫と言えば大丈夫なんでしょ〜けどやっぱ自作するからにはこだわりたいのでねぇ。(笑)


今回JCAも構想を練ってる段階で参考にさせて頂いたヤエン釣りのサイトなどで多く方々が採用されている
コンセント用スイッチパネルを流用した方法でこのベースを作製してみよ〜と ♪





スイッチパネルに関しては特にこれと言ったこだわりは無く、そこら辺のホームセンターに置いてある適当な物を
チョイス、、、カバーも四角の穴が1つor 複数個所開いてるタイプもあれば上のみたく何も開いてない完全ブランク
のもあったりと様々ですからご自身が使い易いと思われるタイプを選べばOKかな?

ちなみにわたくしめはブランクタイプを使っております。


ご存じのよ〜にスイッチパネルは壁側に取り付けるベース部と表側のカバー部から成っております。そしてこれらが
取り外し可能な上、本来の使用用途でも中で配線を束ねたりする為、カバー部が少々盛り上がった形状でベース部に
取り付けた際に中にスペースができるのが流用する最大のメリットなんです!


まずここではベースは取り外して、カバーからいじっていくことに〜。


最初にポンプ側のフックが引っ掛けれるホルダー金具の取り付けで、ポンプを装着した時の全体バランスを
考えながらカバーにドリルで穴を開けてホルダーをステンレスネジにて固定。








常に海水と隣り合わせの環境にあるので、金具類は全て錆びにくいステンレス製の物で統一しております。
あっ、そうそう!ネジを始め多くのステンレス金具はホームセンターで適当な物が発見できたものの、唯一この
ホルダーだけが鉄製の物しかなく、最終的に友人のつてで金属加工工場で作ってもらいましたよん ♪さすが専門!
即行できた上にこんなのお金要らないよ〜と!ラッキ〜 ♪


さて、次の作業はポンプをさっきのホルダーに引っ掛けただけでは微妙なグラつきが気になりますので、更に
ガッチリ固定すべくマジックバンドを用いてポンプ全体を抱きかかえるかの如くホールドです!

ホームセンターでゲットしてきたのも100均のもサイズなどほぼ一緒でしたから今回はフィクセル・ライトのカラー、
マントルイエローにコラボさせて蛍光イエローのバンドをチョイスしてみましたっ。








マジックバンドを必要な長さに解体してカバーの中央付近に取り付け。ここでもステンレス製のステー&ネジを
使っておりますよん!写真を見てお分かりのよ〜にちょ〜どバンドをステーとカバーでサンドイッチしちゃう
感じかな。単体は小さくてもあれこれ金具を取り付けていくと結構重くなっていきますから、ホルダーや
ステーなど極力薄型軽量の物がするのが理想的ですね。


そして最後にEVA樹脂のクッションを屋外用の耐水両面テープで貼り付ければ完成 ♪ クッションの厚さや取り付け
位置については実際にポンプをセットして決めるのがベストで、ポンプ装着時にパネル下方にかけてできる遊びを
埋める意味合いがあります。これは必須かも?








JCAの場合、使用予定の2個のポンプは大きさが異なっていたものの、同じ厚さのクッションで対応できたので
ラッキ〜、、、ってゆ〜か、市販されてるポンプならよほど特殊な形をしている物以外はほとんど一緒っぽい。(爆)

これでコンセント用スイッチパネルを流用したブクブク・ベースの表面、カバー側の作製は完成です。



早速それぞれのポンプを取り付けてみましょ ♪










前回作ったエアーポンプの取り付けベースを早速クーラーに貼り付けてみようと実際にクーラー側面に置いて
厳密に位置など考えてるとふと気付いた事がっ!?

ポンプの引っ掛け金具からマジックバンドにEVAクッションとあれこれ取り付けたスイッチパネルの表側 =
カバー側を裏返してみると想像してた以上にシンプルかつネジを留めてるナット類も全てカバー内にできた
スペース中に綺麗に収まってるんです。






最初は参考にさせて頂いたサイトなどと同じよ〜にスイッチパネルにベース部に元々付属されてる鉄製金属具を
用いてクーラーにビス留め、、、といった感じにしようと思ってたものの、これなら必要以上にクーラーに穴を
開けず&そしてより軽量かつ強力に貼り付けれるんちゃう?と思い立ち急遽方法を変更して取り付けることに〜!

まずはその下準備でベース部に付属されてた金属パネルを取り外し、パネルの付いてたヘコミ部へ切り出した適当な
プラスチックボードを埋め込む形で貼り付け〜 ♪


このプラスチックボードは随分前ですが、前モデルのスペーザ35Lにサーフイチローのベース取り付け改造した際の
残りがあったのでそれを使用。海水と常に隣り合わせとなる使用環境を考えると付属の鉄製金属パネルと違って
プラスチックは錆びませんし、おまけにかなり軽量とまさに一石二鳥。










プラスチック専用強力接着剤で固定した後、念のために隙間を全てコーキング。


写真でもお分かりのよ〜に、完成したベース部には広いフラット面ができましたのでここを利用してポリプロピレン
、ポリエチレン、プラスチック素材専用の屋外用超強力両面テープを敷き詰めた上でクーラーに圧着!


本当は水抜き栓がある方とは反対側の面に取り付けたかったのですが、すでにサーフイチローのホルダーがガッチリ
取り付けられてスペース的にベース2個を並べて設置ってのは不可能だった為、水抜き栓側に取り付けました。

まぁ、水抜き栓より上の位置に付いてるので排水時にドボドボになるってのは無いとは思うんですけど、、、
どのみち使い方も荒い上、用途が用途なだけにクーラーとして使用するより遥かに汚れるのは目に見えてますから
あまり気にしないでおきましょ〜 ♪ (爆)








カバー部も取り付けてみると雰囲気が出てきましたぁ ♪


それらしくなってきたよ〜な気がしますよねぇ?

マジックバンドのカラーもこちらをチョイスして正解ですわ〜。クーラーのマントルイエローとマッチしてそれなりにごちゃごちゃしてるわりにはシンプルに見えちゃう、、、今のところ満足中かな?

あっ、あとベース取り付けの際に注意した点が1つありまして、フィクセルのハンドルをどちらのサイドに倒した時
にもポンプと干渉しない位置にしました。ハンドルをパタン!と倒したら毎回ポンプに激突、、、ってゆ〜のだけは
避けたいですからねっ。(笑)









● 1ページで全工程を掲載するつもりでしたが、結構長くなりそ〜なのでこの先はAをご覧くださいまし。


バナースペース

マゴチ / ヒラメ作戦

■ vol.1: 塩イワシがクルクル回る〜
■ vol.2: サビキでエサのアジ確保
■ vol.3: アジバケツもこだわる所
■ vol.4: アジ活かしクーラー製作@
■ vol.5: アジ活かしクーラー製作A
■ vol.6: プロテインスキマー
■ vol.7: プロテインスキマー製作