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Since:2007/05/01

アジ活かしクーラー製作 AKODAWARI MAGOHIRA







さぁ〜〜〜て、早速続きとなりまして、、、いきなりではごじゃいますが大切なフィクセル・ライトちゃんに
おもいっきり穴を開けまくる作業から始めましょう。(爆)


サーフ三脚などでもお馴染みの第一精工より発売されている「クーラーゴム栓」なる便利アイテムで穴開け加工を
するんですが、真っ先に書いておかないといけない注意点は真空パネルなどを採用している真空断熱クーラーは
絶対使えませんのであしからず〜、、、ってゆ〜か穴はそりゃ簡単に開けられますけどいかんせん中が真空である
事により高い保冷力を実現しているモデルですからプスっと穴を開けてしまった時点でチ〜〜〜ン、、、

真空パネルの意味が全く無くなっちゃいます。(爆)


なので今回ベースクーラーにしたフィクセル・ライトみたく素材がPP + 発砲ポリスチレンのみのモデルなどが
ベストじゃないでしょ〜か?これでももったいないって声が上がるかもしれませんねぇ、、、まっ、要するに
保冷力はあまり期待できないけど市場で比較的安価で売っているクーラーなんぞが最適と考えて頂ければいいかな?



さて、前置きが長くなっちゃいましたが、トップの写真でもすでにご覧になれますよ〜にまずは穴を開けたい位置に
印を付ける事から始めましょう!そんでもってクーラーゴム栓に入ってる穴開け専用パイプを先端より3cm位の
位置目掛けてガスの炎で約30秒間焼いて準備開始。ここではパイプをゆっくり回しながら均等に焼き入れが
できるよ〜にするのがコツ。

そして、後はこの焼けたパイプを垂直にして印の位置に軽く押し付けるだけであらまっ!?あっという間に綺麗な穴
がポッカリ、、、全く力も何も要りませんでしたわ〜。








2ヶ所目の穴を開ける時にはパイプに付いてる黒キャップを逆方向に差し替えて真っ新なサイドの方で再び
ジュワ〜〜〜っと同じ作業をすればOK!今回はエアーポンプを2個並べて設置する予定ですから上の写真の
よ〜な感じになりましたよん。

後でプロテインスキマーを取り付けた際におそらくもう1ヶ所穴が必要になってきそ〜ですが、今はそれは後回しに
しといても大丈夫です、、、なんせ極力アジをネットですくったりする作業の邪魔にならないよ〜なレイアウトが
理想的ですから段階を踏んでやってた方が得策なんでねぇ。



ここまでできたら穴の周囲のバリをナイフなどで削って加工面を綺麗にしてやります。いや〜、驚くほど綺麗に
できちゃいますよぉ〜 ♪ 一見荒っぽい作業に思えますが製品化されてるだけあってお見事です!



次にやるのはメインアイテムとなるクーラーゴム栓の取り付けで、








これも超〜簡単!ゴム栓をクーラーの内側より穴に差し込んでゴム栓の先端部、、、まさに乳首のよ〜な形をした
部分をペンチで挟み強く引っ張り出すだけ!ちなみにこちらの作業は冗談抜きでおもいっきり力が要ります!?
普通に引っ張ってただけでは全然ゴム栓が通らず、全身の力を振り絞って綱引きをしてるかの如く引っ張れば
スポ〜〜〜ン!といった感じで通ります。

入りにくい時は外周に石鹸を塗ってから入れてやればやりやすいなどアドバイスが書かれてますし、それでも難しい
場合には第一精工のサービス係宛に直接印を付けたクーラーを送れば1ヶ所400円、2ヶ所600円に送料1000円にて
取付加工も対応しますとまでありますが、、、力さえ込めてやれば必ず通ります!最悪2人掛かりでやってもOK
ですしねっ、、、あはは、そこまでする必要はおそらく無いでしょ〜けど。(笑)

更にJCAはプラスチックへの密着性がアップする防水シリコンシーラントをゴム栓とクーラーの間に流し込んで
コーキングまでしましたよん。



● 最低24時間以上放置し、シーラントが完全に硬化してから次の作業へ。


先が乳首のよ〜になってる突起のままだとゴム栓の穴は片一方のみで説明書にあるB地点のカットラインで切り取る
事により穴が貫通状態となります。






説明書にはしっかりカット位置を指定してありますが、今回わたくしめはB地点のカットラインは無視して内側同様、
外側もゴム栓ベースのみが残るよ〜な形でギリギリカット!とゆ〜のもこのままエアーポンプのホースを挿入して
しまうと前回のポンプのベース取り付け位置でも同じ事を書いてましたが、クーラーのハンドルを倒した際に
ホースとおもいっきり干渉しちゃうんですわ〜、、、



下をご覧になって頂ければ分かりますよ〜に、ゴム栓ベースギリギリでカットしてホースを通したとしても
クーラーのハンドルを倒してみるとほらっ、












いかんですねぇ〜、、、


あはは、この程度なら全く気にならない方もいらっしゃるかもしれませんけど、中を通るのは酸素ですしこ〜いった
チューブを少しでも指で押さえただけでも流れが悪くなると重要視するわたくしめ的は絶対対策を取っておきたいと
考えておりました。また、この状態のまま使ってるとやはり角度によってはゴム栓とホースとの間に微妙な隙間が
できてしまい水漏れ他トラブルの原因になる可能性もありますのでそれも踏まえての対策、、、

わたくしめが取った策としては、更にゴム栓に内径4mm程の硬質シリコンチューブをキツキツ状態で通して両端に
L字ジョイントを連結&その上でできる隙間は全てシリコンシーラントで埋めてしまおうと!


頭の中で考えてる時は結構複雑作業になりそ〜で失敗したらど〜しよ〜、、、って少々ビビッてましたが、
超〜簡単かつスムーズにできちゃいましたよん ♪














これにてハンドルとの干渉は皆無に〜 ♪


L字ジョイントのおかげで先に来るホースは真下へ延びる仕組みでホースの余分な余剰膨らみ、曲がりなども解消
されてエアーもストレート移動なら見栄えもスッキリ!超いい感じでしょ〜 ♪

内側も同じよ〜に加工してこの部分に関してはクーラーと一体型になりました!



この容量に対して1機でいくか?それとも2機でいくか?


プロテインスキマーの搭載数でちょこっと悩んでたJCAでしたが、前回の検証結果から今回改造中の17Lクーラー
には1機で十分対応できる!と判断しようやく最終構想まで辿り着きましたっ。

後はそれに従って完成作業を進めていくだけ、、、


エアーポンプを取り付けるサイドとは逆の方にプロテインスキマーによってろ過された老廃物混じりの水泡を
クーラー外へ送り出すホース用の穴を新たに開けてポンプ側同様にコーキング処理、、、またこのホースに関しては
エアーを送るホースより太い物を使った方が目詰まりも無くスムーズな送り出しができるとの事でスキマーに付属
していた外径8mmのホースがジャストフィットするよう若干穴を広げて調整。隙間無くキツキツで通ってます!

穴を通ってクーラーから出てきたホースの先は人によってはそのままの状態にして水泡を垂れ流しにされてるよ〜
ですが、まっ、普通、車などで運搬する事を前提にすれば受け皿なる物が絶対必要ですよね?ですので検証時にも
使用してた空ペットボトルを持って来る事になり、100均でゲットしてきた吸盤で取り付けが可能なキッチン用
ボトルホルダーを穴の真下付近にペタリ ♪ これだけで設置できちゃいます。







最初はお隣のサーフイチローみたく専用ホルダーをビシッと取り付けてしまおうと考えてたものの、見栄え的にも
更にごちゃごちゃしちゃいますしこれなら自由自在に脱着できる上、ラバー吸盤&プラスチックのみでできてるので
錆びる心配も無し!お手入れも超〜簡単ですからねぇ〜。


あとはクーラー内をスッキリかつアジの泳ぐスペースを少しでも広く確保する為に2台のエアーポンプから延びる
ホースの配線もサクションカップやキスゴムを用いてオーガナイズ!このままじゃホースがダラ〜ンとクーラー内で
余剰したりしてアジをネットですくう際にも邪魔になったりしますのでねっ。

このクーラーでは1台のエアーポンプをプロテインスキマーに、そしてもう1台をアジへの酸素供給専用に使おうと
考えており下の写真のよ〜にポンプ付属のセラミックストーンも設置してます。






スッキリしました ♪


構想段階ではスキマーには単1電池1個で動くやや小さめのポンプを考えてましたが、安定した動作環境を得る為には
最低でも毎分2Lの出力は必要ってのが検証で分かったので2台共毎分2Lの強力ポンプを導入することに決定!

また、あったら便利と購入したエアレーション逆流防止弁も17Lクーラーの大きさ上、十分な取り付けスペースが
確保できなかったので見合わせる?今後もう少し容量の大きなクーラーを製作する時まで取っておこうと。

以上の2点が大きな変更点でしょうか?


最後にアクセサリー類の取り付けで、特にこのクーラーの活躍時期は真冬にかけての寒い時期になるのもあり
絶対忘れてはならない?いや、あった方が断然便利なデジタル水温計からペタリと ♪ 水槽内に直接設置できる
デジタルタイプとしては最小クラスの水温計でセンサーやコード類の無いシンプルなデザインが特徴!
横幅わずか4.5cmの水中型で±0.1℃刻みの温度表示。

付属のキスゴムで取り付けれるのが超〜コンパクトでいいですねぇ。








そんでもって真っ暗な所ではストレスを感じちゃうデリケードなアジちゃんの為にLED水中ライトも設置 ♪
カラーはいつもほ〜り込んでるケミホタルのよ〜にグリーン?とも思いましたが、ホワイト光を愛用されてる方が
結構多いみたく今回はそれを真似してホワイトで。(笑)


はいっ、これで全てとなりま〜っす ♪


終盤はペタリと貼り付けるだけの作業ばっかでしたから超〜スピーディーに完成となっちゃいましたけど、、、
うむむ、やはり17Lという容量に対してここまでやってしまうといくら配慮しても正直、ごちゃごちゃしまくってて
アジの泳ぐスペースが少ないっ!

でも、、、何かを間引くとすれば水温計くらい?ほんとはプロテインスキマーが一番場所を取る存在なのでコレを
外してしまえばもっとスッキリするのですが、、、この便利さは一度知ってしまうと絶対手放せませんし、、、
当面は入れるアジの数を抑え気味にしながら様子を見てみましょうかねぇ。(笑)








最後に覚えておきたい目安として、アジにとって快適な環境を作り出す為には、


アジ1匹に対して1Lの海水が必要!


とゆ〜ことです。なので、このクーラーだと15匹前後が限度かな?水温低下が危惧されるシーズン限定で更に
予備エサ用として製作している目的と照らし合わせればこれで十分なのかもしれませんけど、、、完成が近付くに
つれてど〜せなら30匹は確保しときたいなぁ〜とか欲が出てきちゃいましたわ〜。(爆)

まっ、しばらくコレを使いながら様子を見てみますが、容量が大きくなって作り方の基本はどれも一緒です ♪


バナースペース

マゴチ / ヒラメ作戦

■ vol.1: 塩イワシがクルクル回る〜
■ vol.2: サビキでエサのアジ確保
■ vol.3: アジバケツもこだわる所
■ vol.4: アジ活かしクーラー製作@
■ vol.5: アジ活かしクーラー製作A
■ vol.6: プロテインスキマー
■ vol.7: プロテインスキマー製作