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Since:2007/05/01

塩エラコの作り方KODAWARI TRIVIA






これだけの量の「塩エラコ」、お店で買ったら軽〜く “万” は超えますね〜。

東北〜北海道にかけての主力エサはアオイソメエラコ!一年中通して冷たい海水域に生息する
二大エサのうちアオイソメは動き、そしてエラコはその独特な強い臭いが武器となります。

オールシーズンどこでも取り扱いのあるアオイソメとは対象にエラコは希少価値が高くなかなか生きた状態
での流通がありません。そこで各エサ屋では独自に塩で絞めた「塩エラコ」なるものを作って冷凍保存&
販売しているよう、、、もちろんお値段も高価なものでちょっと入って1000円ってのが相場です。


そんな「塩エラコ」もやはり生の状態にサッと塩をまぶした半生が最も食いが良く、長期間保存をすれば
する程黒ずんでカチカチになってきます。独特の強い臭いは健在でもカチカチだと、、、JCA個人の経験では
あまり爆釣!みたく好釣果に恵まれた例がありません。

ですので、わたくしめの場合は市販されている「塩エラコ」は一切使わず、生が入手できた時のみ自分自身
で剥いて塩絞めし使っております。生のエラコは茎状の房に入っており一つ一つ中身を潰さないよ〜丁寧に
剥いていかなくてはならずこれまた慣れとスキルが求められます。当然ながら素早くかつ正確に剥く事が
できれば短時間で大量の「塩エラコ」を作れて効率が良いもの!


以下ではエラコの剥き方から塩絞めに至るまでをご紹介します。


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@ 房が密集し絡まったエラコの塊の茎1本1本を丁寧に解いてゆく。

(※ 注意点はできるだけ茎を折らないようにそ〜っと!)






A 茎の付け根部側からそ〜っと引き裂いて中身を出す。






B エラコの尾っぽの部分がある程度出たら茎反対側(元から開いている側)から2本の指で
搾り出すようにゆっくり押していくと自然に中のエラコが出てくる。







C これがエラコちゃん!生で使う場合はこのまま海水の中へ。

(※ ゴメなど鳥が狙っているので剥いた殻は海へポイっ!届いてないっ。爆)









D 大量の体液が出てくるのでエロティックな新聞紙を何枚か重ね、あらかじめ塩を敷いて
そこへ剥いたエラコをほ〜り込んでゆきましょう。






これでJCAのお気に入り半生「塩エラコ」は完成となります。

ある程度の量のエラコをほ〜り込んだら新聞紙のサイドを持ってエラコ全体に塩が付着するようユッサユッサ
と、、、マムシみたく苦しさのあまり自分や他に噛み付いて千切れたりしないので簡単に作れちゃいます ♪

と〜っても濃厚&かなり強烈な臭いの体液でビチャビチャになった新聞紙は定期的に交換し常にドライな
環境下で作っていくのがコツ!また、大量に作った場合はタッパーなどに入れて冷凍しておけば日持ち
します。ただし最初に書いたよ〜に時間が経てばだんだん黒ずんでくるので早めの使用をお勧めします。



こんな方法もあります!






今や100均でも販売されているペット用のおむつ・ペットシーツがなんと「塩エラコ」作成に大活躍して
くれるんです!?ご想像の通り、大量の水分を吸収できるシーツはエラコから出る体液を吸い取ってくれ
新聞紙を何度も交換するより遥かに効率的!

用いる塩のこだわりとしては、あら塩ではなく普通のカラッカラな“食塩”がベストかと。


バナースペース

雑学U

■ vol.1: スカリロープに工夫
■ vol.2: 人工エサってどうなの?
■ vol.3: 塩イソメの作り方
■ vol.4: 塩エラコの作り方
■ vol.5: 塩マムシ、コガネの作り方
■ vol.6: エラコ研究レポート@
■ vol.7: エラコ研究レポートA