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ターゲットに絞って専門に狙うという事はなかなか無い「イトヨリダイ」ではありますが、マダイ、アマダイ作戦時
に外道としてよくアタり、また釣れてくれても非常に嬉しい魚の1つではないでしょうか?
白身で少し柔らかめの身はクセが無くとても上品な味で、市場でも高価な魚として並んでおり焼き魚というよりは
酒蒸しなどあっさり薄味で調理する方がイトヨリダイの持つ本来の美味さを惹き立ててくれます。
水深30m以上の深場に生息しており、砂泥底よりどちらかと言うと泥に近い底を好みます。そんな習性からか?
愛媛県の宇和海や九州各地など養殖イケスがたくさん並んでるようなドン深海域でマダイ、アマダイなどを狙って
いると決まって姿を現し、その美しい容姿に見とれてしまう事も多々。イトヨリダイの中では大きく3種類に分類
されているようですが、投げ釣りでアタってくるのはイトヨリダイとお腹の部分に蛍光イエローの筋が入る
ソコイトヨリの2種類で食味はやはりイトヨリダイの方が美味しい。またソコイトヨリはあまり大きくはならない。
ラインシステムはよほどのシモリ帯が見受けられない限り遠投性に重点を置いた細糸で望む傾向にあり、また深い
海底の起伏をしっかり把握したいのもありPE1.5〜2号をメインにしてます
水深がタップリある戦場では昼夜問わずアタってき、好奇心旺盛な特徴もあり、仕掛けを定期的にサビいてやったり
と誘いを掛けた直後にアタリが出る事が多い。イトヨリダイの魚影が濃い戦場では決まってウミケムシも大量に
居たりするケースがほとんどなのでウミケムシが掛からないようにする為にも仕掛けを動かす事は必須なので
その工程が同時にアピールになるので一石二鳥です。
イトヨリダイのみならマムシがベスト。もちろん他にタイムシ、チロリ、アオイソメなどにも食ってきますが
ユムシ、コウジ系はJCAのデータの中ではイマイチに思えます。
群れで回遊している魚なので大きな群れにアタれば次々とアタリが連発し数が出るが時々あり、こういった場合には
エサはユムシ、コウジなど一切関係なくお構いなしに食ってくるので面白い。