Since:2007/05/01
北海道の投げ釣り対象魚においては1、2位を争う程人気なのが「マガレイ」。
上の写真でも分かるように白い腹部尾っぽにかけて薄い黄色みがかるのが特徴で、早春の積丹半島などの磯投げから
始まり、離島回り、道東方面、更に噴火湾と北海道全域で狙えるようになる。
また、これと同じ底を好む「スナガレイ」も大概の戦場で必ずと言っていい程混じり、両者共に数が狙えるのが人気
の秘訣でもある!スナガレイもマガレイ同様、腹部尾っぽにかけて黄色くなってるのが特徴だが、色はマガレイより
はっきりとした濃いめの黄色で両ヒレ部から尾っぽへと帯状に入るのが大きな違い。サイズはクロガシラに比べると
どちらも小ぶりですが引きは想像以上に強く、底に鋭く突き刺さるような独特な抵抗はエキサイティングそのもの!
食味も非常に美味なのが多くのキャスターを魅了するポイントなのかもしれません。
戦場は外海に面したフラットで綺麗な砂底を好み、相当数の群れで行動しているのが特徴。寄っているピンポイント
を探し当て効率良くそこを攻めるのが数を稼ぐメイン戦術となる為、遠投のできるタックルで臨むのが有利となる。
ラインシステムも戦場柄、根掛かりは少ないのでナイロンライン2号、PEなら1.5号以下の細糸で戦う事が多い。
基本、カレイ類は好奇心旺盛な事で有名ですが、マガレイ、スナガレイはずば抜けており変化の乏しいフラット底に
おいても機敏に動くもの、またそれによって引き起こされる砂煙などへも強い興味を示します。よくある事例として
1匹針に掛かるとその魚が暴れだし、逆に誘いとなって近くに居るカレイがもう一方の針に飛び付く!したがって
確実に時合いというものが存在するものの、一度食い気が立つと積極的に誘いを掛けてゆくのが最大のアプローチ法。
キラキラした派手仕掛けも有効で、一般的?に黄色い装飾類によく反応するとも言われておりJCAもこれらを基調に
仕掛け装飾へはいろいろこだわり&工夫を凝らしております。
正直、時合いに入ると何でも食ってくるというイメージがあり、JCAの過去のデータではアオイソメを始め、エラコ、
マムシ、タイムシ、コガネ、イシゴカイ、千切ったユムシ、イカの短冊とありとあらゆるエサでの撃沈記録が残って
おりますが、やはり最大公約数で言えば万能なアオイソメがいいかと。
寄り場が遠く超遠投を要する、また足場の悪い磯からの垂らし投げといったケースが多いこの作戦ではより強振に
耐えれるようアオイソメを塩で絞めた塩イソメも積極的に導入しています。また生と塩とではあまり食いに差がある
ようには感じられない事から塩イソメオンリーで戦う事も多々。