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「ババガレイ」、また東北以南では「ナメタガレイ」という呼び名で知られるこのカレイは容姿も他のカレイと
比べて更に楕円形に近く生息エリアも障害物の多い場所とかなり異なっている。
投げ釣りでは主に東北から北海道にかけての北日本、また西日本の山陰地方などで狙われており、フラットな砂地上
より岩礁帯の岩盤上、テトラポットの斜面、防波堤のケーソンといった凹凸の激しい障害物にへばり付いている事が
多く仕掛けも足元直下を狙う時は胴突きタイプ、岩礁帯を攻めるなら捨てオモリタイプと戦場によって根掛かり対策
が必要となってくる場合があります。
このようにカレイ作戦の中では少々難易度の高い作戦ではあるものの、食味は非常に美味で東北エリアなどでは
黒い真珠と呼ばれお正月のマダイ代わりに食べられたりするくらい重宝されている。東北、北海道の日本海側一部
では5月後半から、山陰や北海道の道南エリアにおいては11〜12月にかけて専門に狙うキャスターの姿が多く見れる
ようになるが決して高確率で撃沈できるとは言い難く根気良く攻め続けるのとあとは運?
ラインシステムも戦場によりけりで一概にコレとは言えませんが、根掛かりの多発する岩礁帯を攻める場合は
ナイロン7号以上の通し、PEでは5号以上といった太糸仕様、足元直下またはそこまで根掛かりが気にならない、他、
遠投が必要な戦場ではナイロン3号、PE2号前後に力糸といった通常のカレイ仕様で戦っております。
アプローチも戦場によって異なり、捨てオモリを使う岩礁帯ではできる限り仕掛けは動かさずステイさせ、足元直下
を狙う場合は定期的に仕掛けの位置を変えてみたり、根掛かりの少ない所ではサビいたりと誘いを掛けるのも有効。
とにかく全ては戦場の海底ストラクチャーによって決めるのがベスト!
一見、おちょぼ口で小さい針しか入らないように映るババガレイですが、実際には大きな針も全く気にせず丸呑み
してくる傾向にあるのでJCAは、すっぽ抜けも少ないフトコロの広めなビッグサーフ系の針をメインにアオイソメ
房掛けでこれまで釣果を出しています。
東北以北で有名なエラコも食いが良く、アオイソメとの相掛けも効果的。