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「シマイサキ」とよくキャスターの間で言われるものの、対象となってくるのはシマイサキと同じ科に属し、
サイズも大きくなる「コトヒキ」の方がメインになる事が多い。
温暖なエリアを好む魚で中部地方から西日本にかけての汽水域、外洋に面した砂底を群れを成して回遊しており、
時々昼間にも釣れたりしますが投げ釣りでは夜戦で狙うのがほどんどです。白身のしっかりした身の魚で食味も
美味しく、刺身、焼き魚となんでもいけ、専門にとなるとそこまで多くは無いかもしれないものの釣れて嬉しい魚
であるのは確かです。
根掛かりは少ない or 皆無の戦場が多く、ラインシステムもPE1.5〜2号、ナイロン3号にナイロン力糸といった
スタンダードな組み合わせで対応でき、超遠投が必要な場所ではもうワンランク下げて狙ったりもします。ただ、
コトヒキをメインターゲットに据えていても同時にコロダイやマダイなどもアタってくるような戦場ではそれなりに
対処できるシステムを組んでおいた方が気持ち的には安心かもしれません。
アプローチはコトヒキが回遊してくると思われるカケアガリなど海底に変化がある部分に仕掛けをステイさせて待つ
というパターンとなる為、回遊が無い時は退屈な時間を過ごす事になりますが、砂底となるとエサ取りはフグと
いった魚のみならず夜光虫や他虫類も居たりするので定期的にエサのチェックも忘れないように。
見た目に似合わず非常に雑食、獰猛な性格な魚なのでユムシ、コウジ、マムシ、アオイソメなどの定番虫エサに加え
塩イワシやアジなどの小魚やその切り身、小さなイカ、イカの短冊にもアタックしてきます。
大きな群れが回ってくるとコンスタントにアタリが出るのが特徴で、こういったパターンに入ると何でもお構いなし
に食ってきますが、やはりどこの戦場においても定番で挙がってくるのはユムシ、マムシ、イカなどでしょうか?